604 名前:おさかなくわえた名無しさん 投稿日:2009/05/24(日) 01:35:43 ID:tWYV4blO
中学生の頃、吹奏楽部に所属していた。トロンボーン担当だった。
海外メーカーな上に、F管という、少ないポジションチェンジで音階を出せる機構の付いた、
高価なトロンボーン(定価40万程度)を学校から貸与され、使っていた。
とても丁寧に扱っていたが、或るとき、トロンボーンの中に太いマッキーを入れてみたい衝動に駆られ、逆さにして、何の気無しに入れてみた。
ひっくり返せば出てくると思っていたのだが、どうやら管の中で詰まってしまった様で、
いくら強く振ってみても、手で上からはたいてみても、一向に出てくる気配はなかった。
試しに吹いてみると、訳の分からない音が出た。
気が動転した私は冷や汗を流しながら、
トロンボーンを練習室の床に叩きつけてマッキーを取り出そうと試みた。
何度目かでマッキーは出てきた。本当に安心した。
しかし、トロンボーンをよく見てみると、叩きつけた部分がグニャグニャに変形していた。
幸か不幸か、誰にも見られなかった。
部員や先生からは何度も問い詰められたが、「床に置いておいたら知らない間にこうなっていた」で通した。
誰かには気付かれていたかもしれない。
605 名前:おさかなくわえた名無しさん 投稿日:2009/05/24(日) 01:54:41 ID:l2jqh0+x
嘘つきはトロンボーンの始まり。